
ワン
ゆっけさん、獣医学部は学費が高くて奨学金を借りる人が多いぶん、「ちゃんと返していけるのかな…」と不安な人も多い気がします。

ゆっけ
すごく大事なテーマです——獣医師は6年制で学費がかさむぶん、奨学金を抱えて社会に出る人がとても多いんです。
先に正直に言うと、1年目の手取りは思っているよりシビアです。
だからこそ、借りる前・返す前に「制度」を知っておくだけで、後がずいぶん楽になります。
今日は借り方・返し方と、獣医師だからこそ使える"返済免除"の制度まで、やさしく整理しますね。
📌 この記事の結論
- 学費が高く、奨学金を借りるのは普通(無利子→給付→有利子の順で検討)
- 獣医師は産業動物・公務員に進むと返済免除の修学資金制度あり
- ただし途中で辞めると利息つきで返還(条件は自治体ごとに要確認)
- 返済が苦しいときは、滞納する前に減額・猶予の救済を使う
理由:獣医学部は「お金がかかる」。だから制度を知るほど得をする
獣医学部は6年制。
学費の総額は、国公立か私立かで大きく変わります。
| 区分 | 6年間の学費の目安 |
|---|---|
| 国公立大学 | おおむね350万円前後(授業料+入学料) |
| 私立大学 | 1,000万円を大きく超えることも(1,300〜1,500万円程度の大学も) |
ここに一人暮らしの生活費が乗ると、負担はさらに大きくなります。
だから奨学金を利用するのは、まったく恥ずかしいことでも特別なことでもありません。
※ 学費は大学・入学年度によって異なります。正確な金額は各大学の公式募集要項でご確認ください。
奨学金の主な種類

ワン
奨学金って、いろいろ種類があるんですよね?

ゆっけ
はい。いちばん多く使われているのが**日本学生支援機構(JASSO)**の貸与型で、大きく2つに分かれます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 第一種(無利子) | 利息がつかない。成績・家計の基準あり。借りられるなら最優先 |
| 第二種(有利子) | 利息がつく(近年は低め)。第一種より枠が広く借りやすい |
| 給付型・大学独自・地方の奨学金 | 返済不要のものや、自治体・財団の制度も。要チェック |
ポイントは、「無利子(第一種)→ 給付型 → 有利子(第二種)」の順で検討すること。
同じ金額でも、利息の有無で総返済額が変わるからです。
※ 利率・採用基準・貸与月額は年度で変わります。最新は日本学生支援機構(JASSO)の公式サイトで確認してください。
★知らないと損:獣医師ならではの「返済免除」制度
ここが、この記事でいちばん伝えたいところ。
獣医師には、特定の進路に進むと、修学資金の返済が免除される(または肩代わりされる)制度があります。
| 制度のイメージ | どんな仕組みか |
|---|---|
| 産業動物獣医師向けの修学資金 | 産業動物獣医師の不足を補うため、自治体やNOSAI等が在学中に修学資金を貸与。卒業後、一定期間その地域・分野で働けば返還が免除される、という制度がある |
| 公務員獣医師向けの修学資金 | 公務員獣医師(家畜防疫・公衆衛生など)の確保のため、同様に「一定年数勤めれば返還免除」とする自治体がある |
つまり「産業動物や公務員の道に進む気があるなら、奨学金の負担を大きく減らせる可能性がある」ということ。
進路とお金が、セットで解決することもあるんです。
実際、新潟県・島根県・茨城県・青森県など、多くの自治体がこうした制度を設けています。
ただし、金額・対象地域・必要な勤務年数・募集の有無は実施団体ごとに大きく違います。
「免除」と聞いて飛びつく前に、必ず条件を確認してください。
特に注意したいのが、途中で辞めた場合や卒業後すぐにその職に就かなかった場合は、利息をつけて返還が必要になること。
年10%を超える利息を定めている自治体もあります。
「働き続けること」が前提の制度だと理解しておきましょう。
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※ これらの修学資金制度は、各都道府県・実施団体の公式情報で最新の募集状況・条件を必ずご確認ください。
返済が「きつい」と感じやすい理由

ワン
獣医師って専門職だし、返済もラクに進みそうなイメージですけど…?

ゆっけ
それが、1年目の手取りは想像よりシビアなんです。
特に小動物臨床は、初任給が高くない病院も多い。
家賃・生活費を払うと、毎月の返済がずしっと効いてきます。
分野別のリアルな手取りは、こちらの記事にまとめています。
「借りる前に、出口の収入も知っておく」のは大事です。
返済がきつくなったら——ひとりで抱えないで
もし「返済が苦しい」と感じても、滞納する前に使える公的な救済の仕組みがあります。
JASSOには、こうした制度が用意されています。
| 仕組み | ざっくり言うと |
|---|---|
| 減額返還 | 毎月の返済額を一時的に減らし、そのぶん返済期間を延ばす |
| 返還期限猶予 | 一定期間、返済を待ってもらう(失業・病気・収入減のときなど) |
| 所得に応じた返還 | 第一種で選べる、年収に連動して返済額が決まる仕組み |
いちばんダメなのは、何もせずに滞納してしまうこと。
延滞金がついたり、信用情報に影響したりするからです。
苦しいときは、まずJASSOに相談してください。
上のような選択肢を案内してもらえます。
あわせて、年収を上げて返済の余力を作る方向もあります。
獣医師は、職場や働き方を変えることで収入が伸びる余地があります ▶ 獣医師の年収を上げる5つの方法
※ 各制度の利用条件・申請方法・最新内容はJASSO公式サイトでご確認ください。本記事は一般的な情報の整理であり、個別の返済判断は公式情報・専門窓口に基づいて行ってください。
まとめ:制度を知っておくと、お金の不安は小さくできる
- 獣医学部は学費が高く、奨学金を借りるのは普通のこと。借りるなら「無利子→給付→有利子」の順で検討
- 獣医師には、産業動物・公務員に進むと返済が免除される修学資金制度がある(条件は自治体ごとに要確認)
- 1年目の手取りはシビア。返済が苦しいときは、滞納する前に減額・猶予などの救済を使う

ゆっけ
お金の不安は、正体が分かるだけでずいぶん軽くなります。
奨学金は、あなたが獣医師になるために選んだ前向きな投資。
返し方にも、ちゃんと選択肢があります。
ひとつずつ、無理のないペースで向き合っていきましょう🐾






